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毎日ここに来ると足が止まるポテト。しばらくお花を見つめて、それからそろそろ動き出し、花に止まる虫や蝶を見つけては追いかけて遊びます。最初は虫がいるから毎日ここで止まるのかな？と思っていたのですが、どうやら違うようでした。私もパートナーも同じことを考えていました。ポテトは実はこのお花に興味があったのです。どうしてそう思ったかといえば、思い起こせば、ポテトがここで止まるようになったのは、このお花がいっせいに開いた日からなのです。いつものように階段をすたこら登っていたのですが、ふと目前に真っ白なお花がいっぱい、ゆらゆら風に揺れているのを見て、びっくりして不思議そうな顔をして、固まってしまったのでした。それは、まさに目が釘付け状態。ポテトは虫を探しているのだと思っていましたが、そうでもないのです。虫に出会ったのはその後数日後だったのです。
犬が花に興味を持つなんてそんなロマンティックなこと？信じられない？そう、多分、ポテトにとって、別にロマンティックなことじゃなく、ただ、ある日突然いつものお散歩道にゆらゆらする怪しいものが出現したから、気になっただけなのだと思います。私でさえびっくりしたのですから。こんなどこにでも咲いている花ですが、まるでポテト姫を迎えるように道の両脇にあふれ咲き乱れ、素敵です。生まれた初めて見た竹林のたけのこに興味津々だったポテト。お花に興味津々のポテト。まだまだ子供です。