tsubaki_style2010-04-27

手縫いが好きなのは、糸目がやさしいからでもあります。
今縫っているメンズトートの手縫いはミシン縫いと変わらない縫い目に仕上げていますが、こういった布のバッグの仕上げなどには、ちくちく感が出る縫い方をします。その違いは、両手に針を持って交互に縫っていくやり方と、一本針で縫う普通の平縫いとの違いです。いわゆる運針。。。小学校の家庭科で誰もが始めて針を持って覚えたのが平縫いの運針でしょう。
革を縫うときは先が丸い針を使います。縫い目を初めに目打ちであけておくので、先の丸い針で縫えるのです。先がとがっていると、引っかかってスムーズに縫えません。太くて、先が丸い針でブスっと刺していくのです。
そして、一目ごとに両手で二本の針に通った糸をキュッと絞めます。結構力を使います。