tsubaki_style2011-12-17

私には二人の息子がいて、彼らはどちらも東京で働いております。私は彼らが大学に入るまではしっかり母親業を勤めましたが、その後はたこの糸を切るように、全くといっていいほど干渉はしていません。一人住まいのマンションにも行かないし、引越しの手伝いにも行かないし、極めてクールな関係です。子どものころはべったり。べたべたの関係でした。幼稚園には一年だけ行かせて、それまでは家で色んなことを一緒にして育てました。できるだけ、集団の中で普通の子になってほしくなかったからです。私にとっての子育ては一番の仕事で、息子たちは私の作品の中で一番かな?って思うくらいです。それはそれは一生懸命子育てしました。今から思えば、そんなことしなくても、彼らは彼らの人生を歩んだろうと思いますが、私は何事も一生懸命するタイプなので、若いころは子育てが大きな仕事でした。それだけに大学に入ったら、スポーンと放しました。それでやっていけるように厳しく(自立心を)育てたので、彼らは後はスムーズに社会人になってくれました。次男が大学に入ってから私は自分の世界を楽しむようになり、今のsolusがあります。もし、若いころからものつくりをして、子育てもして・・・それが出来ていたら理想だったかもしれませんが、私の時代はまだまだそんな社会でもなかったし、まして、私自身が何かをやるなら、同時に二つは頑張れない性分なので無理だったでしょう。
息子たちとの関係はクールでありながら、お互いがいい感じだと思います。帰ってくると一緒にショッピングしたり、友達のような親子ってのかな?
そんな長男には長く付き合っている彼女がいるようで、今回その彼女にプレゼントするらしく、名刺入れをつくって欲しいとメールが来ました。それってどういうことかな?私が彼女なら、彼のお母さんがつくったものって、重いけどなあ。まあ、いまどきの若い子の感覚はわからん。彼女がどんな子かしらないけど、就職決まったって、それはうれしいことやん!つくってあげるよ。
で・・・・・・長男のリクエストはオーソドックスなデザイン。しかも、彼は超お洒落人間で、細かいところにうるさい。ああ、買えばいいのに・・・・なんて思うけど、頼まれたからにはね。たまには母親らしいことする?え?これって母親らしい?
そんな名刺入れ、こういうきちんとしたものは神経使うから苦手なのに、昨日から一心不乱につくって夕方完成もあと少し・・・・・・・ってとこで!!!!!!!!!!!!!!
裏に、しみが!!!!!
どうやら、仕上げ剤が付いたみたいで、しかも、目立つところに!!!!!
ああ、一から作り直しだああ。
気を取り直して、革を裁断して、
気分転換に今夜の食材の買いだしに行きました。
そうだ、にはとりやの鶏なべを再現しよう。
鶏がらや豆腐なんかを買って、土曜日恒例のガラガラくじが一回だけ出来るポイントたまってるから、一回だけガラガラ。

ポトン・・・・あれ?見たことない黒い玉。
今までは黄色や白や赤の玉しか出なかった。
もしかして?
「おめでとうございまーす!」
「一等です!」

う・そ!

「キャアー、生きてて良かった!」

ってなんて大げさなコメント・・・恥ずかしい。

二千円の商品券やったけど。
さあ、頑張るよ〜。
二回目の名刺入れは綺麗に出来そうです。
転んでもがんばるのだ。