スークのイベントは、ものを展示して販売するだけの空間にしたくなかった。
今の私が何故あるのか。。。それをわかっていただける部屋でもありました。
なので・・・「この小屋だけ、なんかオーラが違う・・」と、はじめて入ってこられた方にも何回か言われました。
気がついていただけたかもしれません。私が説明させていただいたこともありましたが。。。。
亡くなった父からもらった顕微鏡、百科事典、solusというブランド名を探し当てたラテン語辞典などをならべていた窓のそば、そこは私の頭脳の遺伝子をもらった父のコーナーでした。患者さんの話を聞き始めたら、1時間も。。。ということがあった優しい父。古道具や古本の山に囲まれて、いつも新しいことを学ぼうと好奇心にあふれる面白い父でした。写真の現像、毎週日曜の夜には父の手で幻燈会(8ミリ映画)私の想像力の源です。
反対側の鏡の前にあったミシンは、私の母方のおばあちゃんが17歳のときに買ってもらったというものです。おばあちゃんは手先が器用で、料理が上手でした。ビーズのバッグ、手編みのベルト、着物、なんでも器用につくるお洒落な人でした。その遺伝子を私はもらったと思っています。
もう一つの机にはロックのコーナー。おませな私が12歳で洋楽に目覚め、14歳でジミヘンにはまり。。私の制作のエネルギーは、ロックやブルースがあってこそ。
そして、小屋の真ん中の机にあったのがこの貝殻。。。。

中学校時代の親友マリがハワイのお土産にくれたものでした。「耳に当てたら、波の音が聞こえるえ。」とマリ。かわいかったなあ。。。。震災の時、すべてのものが床に跳んで落ちてぐちゃぐちゃになった中でこの貝は元気で転がっていました。
私をいつも応援してくれているマリのような友人たち。孤独に一人でちまちまつくるだけの毎日、何十年とほとんど会うことがないのに、フェイスブックでいつもコメントをくれて励ましてくれます。心強かった。。。。。。
今回のイベントで感じたのは、フェイスブックの力でした。イベントカードを関西のショップ何箇所かに置かせていただいたことより、フェイスブックで繋がった方が来てくださったということが多く、ブログでもずっと見て、待っていました・・と、私よりも作品のことを詳しくわかってくださっていたファンの方も、何人も来られて。ほんまに、SNSの力の大きさを痛感しました。皆さん、ほんまにありがとうございました!これからも、私らしく、おもしろくやっていきます。