クラッチ一個仕上がりました。

これは薄い絵の具の乗せ方なので、使用も安心。絵の具が分厚いものはそもそもが絵なので、絵の具のはがれや亀裂が起こる可能性があります。それも含めて楽しんで持っていただけるといいのですが。カードケースのほうは、裏に革を貼り合わせているので、強度的に安心です。では、何故、大きなものには裏を張らないかというと、基本、べったり全面にボンドを張るということが好きではないというのが一点。ボンドはあくまで化学薬品ですから、革との相性を完全には信じていません。オイルをたっぷり含んだ革の場合など、経年でボンドの剥がれが生じたりします。キャンバスは布なのでその相性も。それからこれは一番大きな理由ですが、麦さんの絵を、キャンバスを使うという原点を大切にしたい。キャンバスだという証明は裏を見るとよりわかる。白いキャンバスに所々透けて見える表の絵の具。バッグのファスナーを開けて見てくださいね。