tsubaki_style2015-11-07

次のバッグにはまたルネッサンス期画家クラナッハ、ホルバインの画集からイメージをもらいます。普通であるということをどう捉えるのかによりますが、私の感性はちょっと普通では無いかもしれない。それは育った環境からかも知れない。父の影響も大きい気がしますね。子供の頃に中国の昔の妖怪やおばけ話を眠れない夜に語ってもらったり、一緒に写真の現像をしたり、シュールでクリエイティブな体験は父との時間で得たものです。とにかく本を読めとそれだけはうるさく言われて、好んで読んだのが岩波文庫の古いグリム童話集。。。そりゃあ、頭のなかシュールになる。大学に入ってハマったものがピンクフロイドやシュールリアリズム絵画。2005年にニューヨークのMOMAで本物のダリのフランスパンの作品「回顧された女の胸像」を見た時、何故か涙が出てきて、ものつくりとして再スタートしようという気持ちに火がついた。既成の概念にとらわれないバッグやアクセサリーをつくることが、今は楽しくて仕方ないですね。オーダーではどうしても実用を優先した仕事になりますが、イベントに向ける作品ではまさに、私の本領発揮。めちゃくちゃ楽しんでつくっています。