tsubaki_style2015-12-15

朝から夜までかかって、全商品の価格をつけました。最も苦手な仕事です。今までつくった膨大な数のものの価格を調べてそれと照らしあわせての決定。すると、何年か前のものですが、ええ?何この価格・・・て二度見、絶句するありえない価格をつけていた(もちろん安く)ものにあたって、ああ、でもそれは買ってくださった方がラッキーだったのだから、それでいいのだと。普段アウトレットでばかり買い物してる私にとって正当な価格ってイマイチわからないのです。すべてが一点もので、今までどれくらいのデザインをしたかは、自分でもびっくりなんですが、そのデザイン料は基本取れていません。できることなら、生まれ変わったら、自分のデザイン力を活かした仕事をしてみたいと思います。一から十まで自分でしているので、これが仕事といえるものにはなっていません。つまり、正直時給換算したら小学校の講師をしていた時のほうが何倍も豊かな収入なんですね。でも、それを言ったらあかんのです。手仕事の人ってみんなそうなんじゃないかな。今の私は自分の中から湧き出るイメージや創作の意欲のままにつくり続けています。幸いまだそのエネルギーは枯渇する気配がないし、自己満足に終わらず、たくさんの方の暮らしのうるおいになっています。ありがとうございます。感謝。
今日は疲れました。つくっている方がいいです。
アメリカヴィンテージバックルを使ったブレスレット。こういう仕事はデザインで対価をいただけます。直感の仕事ですね。バックルを探してきて、何に使うか、どんな革に合わせるか、そこがセンスの見せ所。めちゃくちゃ手が痛くなって何日もかけてつくるものと、セレクションと直感やセンスで仕上げるもの、両方あってこそ、バランスが取れていると思います。今日は作家の本音のつぶやきでした。笑