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持ち手の片側がきれいに完成して、もう片方を縫っています。それも間もなく縫いあがります。そうしながら、留部分の革部品と長いストラップの制作。革をただ切るだけではないのです。表裏二枚それぞれを切り出して、間にのび止めテープを張ってからボンドで貼り合わせ、圧力をかけてしっかり接着をしてから、図ったサイズで正確に裁断します。そのストラップ、部品にまた印をつけて目打ちで穴を開けていきます。それを全部縫っていきます。総計７メートルは縫います、一個のバッグで。
一つのバッグが仕上がるまで、たくさんの工程があります。すべて私が一人で地味にコツコツやってます。決して華やかな仕事ではありませんが、大好きな仕事です。夢中になれることがあって幸せです。この数日、肩も痛い、耳鳴りもひどくなってきた。でもね、夕方ポテトと早足でアップダウンを３０分散歩したら、すっかり血流が良くなって、肩こりも腰の痛みも耳鳴りも治まってました。ポテトに感謝。どこに遊びに行くでもない、美味しいものを作って呑んで以外はなんの楽しみもない日々ですが、本当はこれが一番心地いいのかもしれません。思うように仕上がっていくのを見ていると、さらにまた幸せで、もっともっと先に進みたくなるんです。もう中毒ですね。