tsubaki_style2006-07-12

バッグを作り始めて二回目の夏がやってきます。去年の春に新しく買った作業机はだんだん道具がいっぱいになってきて、手狭になっています。でも、すぐ手を伸ばせば工具が取れる、いつでもボタンや金具が出せるという環境が大切なので、こんな狭苦しい机が実際心地いいのです。しかし、時々熱中していて、物を取った弾みでボタンのケースやカシメの箱を机から、ガッシャーンと落としてしまい、半泣きになることがあります。せっかく大きさや種類ごとに分類してある小さな部品が床に見事にばら撒かれて、落穂ひろい状態になる時。そんな時はすっかり観念して、床にへたり込んで一から整理しなおしです。頭を空っぽにしながら、小さな金具やボタン、ビーズをひらった後は、結構気持ちが切り替わって、いい仕事ができます。今日はこないだから声を待っていたベルトをほぼ作り上げました。金具一つ一つをペーパーで磨いて艶を消したり、紐も自分で作ったり、声が聞こえる前に早とちりしないよう、ゆっくり。