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めっきり元気がなくなった義父母を訪ねました。事前に行くというと、気を使って大変な人なので、前触れなしで行って、一日かけて掃除、炊事をしてきました。もともと料理が好きじゃない義母は気力を失ってからますます台所がおざなり。今日は恐怖の冷蔵庫との戦いで、私はまるでホラー映画を見たようなくたびれ方をしました。蓋を開ければ、白いご飯には赤や青、黄色、緑色の斑点が・・・・カビってこんなにいろんな色があったんや！琥珀のように硬くなって冷蔵庫の角に張り付いた煮豆。2000年5月の賞味期限のたれ！ラベルをみてはドキドキ、蓋を開けてはドキドキ。ところで、うちの冷蔵庫はもう十年以上前のもの。フロントにはあの阪神大震災の時にひっくり返った跡、凹みがあります。シールを貼ってごまかしています。家族の人数が減って、時には賞味期限優先でメニューが決まることもあります。冷蔵庫があるということで安心してついついいらないものまで買ってしまっているのは私も義母も一緒かも。くたくたに疲れて帰って、我が家の普通な冷蔵庫の扉を開けてほっとした私でした。