tsubaki_style2007-03-23

先日アトリエに来てくださった方のオーダーでカードケースをつくっています。彼女は亀が大好きなので、亀のイメージでつくっています。私自身、亀はそうでもないのですが爬虫類好きです。亀は子供が小さいころ飼っていましたが、逃げてしまったり、死んでしまったりで、あっという間の付き合いでした。昨日の晩、寝付く前にまたゴンタのことを思い出して、泣きながら寝てしまったせいか、ゴンタの夢を見ました。シュールで悲しい夢でした。何故か、近所のおうちの庭にゴンタを埋葬していたらしく、お庭を直すから持って帰ってくれと言われ、パートナーが大きなスコップで土を掘ってゴンタを掘り出しました。私は見たくないと言ってついていきませんでした。彼が、スコップの上に、そこが夢なんですが、あんな大きなゴンタを乗せてつれて帰りました。ゴンタは死ぬ前より太っていますが、固くなっています。もちろん動きません。私は地面に突っ伏して大泣きしています。すると、ついてきたその近所の老夫婦が、私に言いました。「あんたがそんなにいつまでも悲しんでいるから、ゴンタは成仏できないのやで。ゴンタはもう苦しんでなくて幸せに暮らしているのやから、あんたも笑って暮らしていないと、ゴンタがかわいそうやで。」「そうか、そうなんや・・・。」と顔を上げると、その夫婦が連れてきた小型犬がゴンタの上にまたがっています。「やめて!」と言って立ち上がったところ、なんと、ゴンタがむくっと立ち上がりました。そしてゆっくりと歩き始めるのです。でも、ゴンタの顔はゴンタの顔じゃないのです。目の辺りがぷっくり膨らんだ突起になっていて、その二つの突起の先に小さな小さな黒い点がついています。その顔には何の表情も見取ることができません。ちょっとショックで、引いてしまいますが、「ゴンタは死んでなかったんや!ゴンタは土の中で生きていたんや!」と訳の解らない納得をしています。そして、私は早くゴンタを拭き上げてやら無くてはと思い、タオルで拭いてやりますが、ゴンタはいつの間にか二本足で立ち上がり、人間になって楽しそうにダンスを踊っています。そして、その首を拭いてやっていると、その首はブラックでした。そう、いつの間にか、ブラックの青年になっているのです。不思議な夢でした。