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我が家の庭の木が・・・・と書いていると、どんな大きな庭だろうと思われているかと思います。確かに、栗の木が二本、花梨、月桂樹、もみじ、金木犀、紫陽花、沙羅、椿、そしてこの木・・・胡桃が植えてある裏庭には山蕗がいっぱいはえているし、ミョウガも出ます。南には花壇があって、そこにはイタヤかえで、さくらんぼ、スモモが二種類、レモン、ローズマリー、レモンバーベラなどの木があります。そして、西の花壇にはどんぐりが大好きでいつもポケットにいっぱい詰めて帰ってきた長男が植えたシイの木、柿、梅が大きくなっています。こんな感じで、まあ、とことん食いしんぼで、果樹の多いこと。庭は決して広くはありません。実はこの家を建てるにあたって、我が家は計画倒産詐欺にあい、大金を奪われ、仕方なく裏庭の方の山ののり面をそのまま残して建てました。十年ほど前、ほんの少しの資金で、パートナーの教え子夫婦の造園家が手で積んで石垣を作ってくださり、段々状の今の庭が出来上がったのです。おかげで、山の土がそのまま残って、今も蕗がたくさん出てくれます。奪われたお金の十分の一くらいの資金でできた裏庭は今はしだやコケも生え、置き石に風格が出て、なかなかのものです。あの詐欺事件で、一時は絶望しましたが、結果的に良心的な建築家に出会えたし、いいお庭も作れたし、生きていると辛いこともあるけれど、いいことも必ずやってくるということでしょうか。この胡桃の木の写真、ルソーの絵っぽくて気にいっています。胡桃の実、今年初めてなりました。紅いかわいい小さな花が咲いて、今ぷっくり膨らんでいます。