tsubaki_style2007-07-26

有馬に帰っても、母が気がかりで熟睡できなかった一夜。今朝早く、たいした用件でもないのに、電話してきて、心細そうな声を聞かされ、これは、やはりケアが必要と、駆けつけました。大喜びの母。朝から友人が来てくれて、少しは元気を取り戻しているようですが、これからしなければいけないもろもろの手続きを案じて、不安がいっぱいのようです。一体こうして外を歩くのは何日ぶりやろ・・・という母と連れ立って、日傘を差して、支所までのんびり歩いていきました。私も実は決して得意とはいえない手続き作業、母を助けて、書類を書いたり、必要書類をもらったり。帰りにはスーパーによって食材を買いました。帰ってからまた、書類を作成したり、何本もある父のはんこやこれから必要な事務処理の確認をしたり、気が付いたら、7時近くになっていました。母が役所に送る往復封筒に貼ろうと持ってきた50円切手・・・・父が昔に収集していた記念切手です。一枚のサイズが大きすぎて、速達費用分を貼ろうというのですが、「こんなん貼ったら、住所を書く場所、どこやねん!」笑い転げました。一仕事が終わって、私が合間に作った冬瓜と鶏肉のスープやお刺身で二人で夕食。ビールも飲みました。母の食欲は少しずつ回復しているようです。父の存在は母にとってあまりに大きすぎて、今は荒野に一人置き去られた赤子のような精神状態です。しばらく私たち家族が支えていかなくてはいけません。私が父を失ったことを思い切り悲しむことができるのは、あと少し先になりそうです。