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ポテトを連れて、雨上がりの公園に行きました。平日の公園は人がたまに通るくらいです。ポテトを見ると、いやそうな顔をして急ぎ足に去る初老の夫婦。時々いるんです、こんな方。犬が嫌いなんでしょうか。ポテトは日本にはあまりいない犬種ですし、猟犬で、色も濃くて、決して可愛いタイプではありません。でも、中身はぴか一やさしくて、お人よし。怒りと言う感情はありませんし、争いも知らない。というより、争いごとに関心がない。ポテトは、人も犬も大好き。それに、生まれてから今まで三回しか咆えたことがありません。それも軽く「ウオン」・・・・なのに、なのに・・・・昨日悔しいことがありました。近所のいつものお散歩コースにとてもよく吼える犬がいます。ポテトを連れて通ると、庭のフェンスに飛び掛って、牙を向いてすごい勢いで吼えます。私たちが視界から消えてもいつまでも吼えています。ポテトは初めのころは、「なんでかなあ？」って首をかしげて見つめていましたが、最近は怖がって、急ぎ足で通過します。昨日、その犬をそこの奥さんが散歩させているのに出会いました。３０メートルくらい離れて出会ったのですが、あちらは道からそれて、草むらで固まってこちらをじーっと見ています。こちらは、「ああ、あの怖い犬やわ、早く通ってもらおう・・・」と思い、ポテトをステイさせて、しっかり抱きかかえ、「どうぞ。通ってください。こうしてますから。」と笑顔で声をかけました。すると、その人は一言「こわい！」ちょっとそれはないでしょう？私は少し笑いながら、「いつもこちらが吼えられてますから・・。」と言いました。つまり、そちらのほうが怖がることないですよってこと。そしたら、・・・・・その人、強い調子で、「それはお互い様でしょう！」・・・・意味がわかりません！ポテトがいつ吼えたんでしょう？もうびっくり！それから一日中ムカムカ腹が立って。ああ、いかにいつもお宅の犬が狂ったように吠え掛かってくるか動画にでも撮っておきましょうか？気分が悪いので、もうそこは二度と通らないことにしました。ポテトは毎日近所の犬に吼えられています。どうして、友好的じゃない犬ばかりなんでしょう。人も犬もいなくて寂しい公園ですが、ポテトは風に舞う桜の花びらを鼻先に乗せて、舞う落ち葉を必死で追いかけて遊んでいます。かわいいね。