tsubaki_style2008-08-06

旅先ではどうしても早く目がさめてしまう私は今朝は五時に起きました。昨日は4時。無意味に早く目が覚める体質は困り者です。一人で散歩というのも危ないし、のんびりお風呂に入ってすごしました。最上階にはプールもジムもあるのですが・・。暑い国ベトナムの朝は早く、窓から下を見ると、通勤のバイクが次々着くフェリーからあふれ出しています。みんな今日もがんばるんだ。一箇所では稼ぎが少なくて、仕事が終わったらアルバイトをするのが常識らしいです。夜は11時ころまで働く人が多いとか。
ゆっくり目の朝ごはんを頂き、ホテルを12時にチェックアウトして、荷物を預けた私たちは、美術博物館へ行きました。管理にまったくお金をかけていないのは想像したとおり。見るに値するような作品はほとんどありません。ベトナム戦争をテーマにした油絵など、暗い絵が多い。この国でどうやって絵の具やキャンバスを調達したんだろう?と不思議に思う。町を歩いていても文化の香りがないホーチミン。せっかくの歴史ある建築そのものも手直ししていないのが残念です。美術館の庭に職員のものと思われるベンツやレクサスが並んでいるのが違和感がありました。今日はスコールがしょっちゅうあります。急に空が暗くなってきたと思うと、突風が吹き始め、燕が低空飛行し、砂埃が舞い、あっという間にザーっと降り始めます。日本で言うとまさに通り雨。しばらく店の軒先でやり過ごすと、すぐにやみます。排ガスが想像したほどひどくないのは、こうやって時々降るスコールが空気を綺麗にしてくれているのかな。スコールがやむと地図を片手に姉と命がけでバイクの嵐の中をかいくぐり、最後の一日ホーチミンの町を楽しみました。9月23日公園は綺麗に整備されています。雑草ひとつない完璧な整備。一方町にはバイクがぎっしり車道まであふれて駐車。貧しげな人が道にしゃがみ込んで食事をとっています。地雷で飛んだのでしょうか?足先のない物乞いがいざって近寄ってきます。物売りが次々近寄ってくるのを振り払いながら、歩きにくい歩道と車道をすたすた歩く私たちはすっかりホーチミンの歩き方を身に着けていました。どうしても食べたかったフォー。ガイドブックに載っているこのフォーに篤い思いを抱いてきた私たちは迷い迷ってようやく店を見つけました。その味は?最高でした。姉が頼んだのがこのあっさりしたハマグリのフォー。私は不思議カレー味のハマグリのフォーでした。おいしかった。