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本さえあれば良くて、おうち大好きで、旅行なんてしたことがない父が昨年亡くなり、旅行といえば、新婚旅行以来、わが家へ泊まりに来るくらいしか経験のなかった母。姉と私が計画して、実現した母との女三人旅は城崎温泉。いつも車で移動の私も今回はのんびり列車の旅です。京都からの二人に私は三田から福知山に向かい、合流しました。宿のお部屋にはお庭に露天風呂がついています。おいしい夕食をお部屋でゆっくり楽しみました。お料理は斬新なものはないのですが、どれも上品で、やさしいものばかりでした。
おなかいっぱいで苦しいわあといいながらも、夜遅くまで三人膝を突き合わせ、ささやかな酒盛りをして、何回もお風呂に入り・・・。お布団に入ったのは一時を過ぎていました。考えてみれば、この三人で枕を並べるのはもしかしたら初めてかもしれないなあなんて思って。いつも若く見られる母は仲居さんに「お友達同士ですか？ご姉妹同士ですか？」なんて聞かれてまんざらでもない様子ですが、姉と私は、一瞬「？」とむっとなる。それはないよなあ。
ポテトは今日はサークルでお留守番でした。定点カメラを仕掛けておいて。パートナーが帰って見てみると、ほとんどおとなしく寝ていて、サークルを噛んだりしていなかったそうです。やれやれ、ほっとしました。