春のクイーンズオーダー制作もいよいよ終盤に入りました。ブックカバーは飾りボタンを選んで縫い上げるところまで、そして、後は、Mさんの自作七宝飾りをつけた長財布と、mさんの小さなバッグ・・・結構大きな仕事が最後に残っています。
mさんのバッグご希望は、形はこんなので、

この形、とても使いやすく、かわいくて評判です。


そして、雰囲気はこんなので。


オーダー商品の価格設定には、革の値段は言うほど反映されません。どんないい革を使っても、商品全体の価格が二倍になることはありません。ポイントは、手間と、使っている部品です。構造がややこしく、手間がとてもかかるものや、つけているアクセサリーが珍しいものの場合はお値段をあげさせてもらいます。
mさんの場合は、基本形・・・円。で、予算はどれくらいまでなら出せますか?と聞かせていただき、その範囲内でつけられるものを選び、装飾させてもらうことにしました。
これって、おすし屋さんの時価
このバッグはこれ以上つけられないくらいいろいろつけて、裏地はとてもかわいいコットンレースです。実は2005年の個展で出品したものをさらにパワーアップリメイクしたものです。私の作品の中で五本指に入る自信作です。さあ、このバッグにどこまで近づくことができるかな?