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散歩の階段の途中で後ろを振り返ると、こんな景色が見渡せます。正面に見えるのが工事中のバイパス道路です。
高速インターから有馬温泉までの道が細くて、渋滞がきついので、何年もかかって、バイパス工事が進められてきました。反対の声はありましたが、いつの間にか、ゴーサイン。こんな感じで山のふもとがぐるりと削られて、景観がずいぶん悪くなりました。もみじの季節などには、たった数百メートルのところを進むのに三十分もかかるそうですから、バイパスは必須なのかもしれませんが、その前に静かな有馬の町にどんどん車を押し込む発想からまず考え直さなくてはいけないと思います。有馬の町は震災の後、整備されて、とってもきれいで楽しい町になりました。品のある温泉街として、私も大好きです。それだけに、細い道を車がぎりぎり行きかい、歩行者がそのたびに店の軒先まで逃げこまなくてはいけない状態は残念です。そして、何より、こんな醜い山の姿は悲しい。温泉にたどり着くまでに綺麗な山並みを眺めたくないですか？