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今回はすべての部分を手縫いの作業です。
solusは基本手縫いなのですが、丸い形のバッグの曲線はミシンで縫った方がラインがきれいに出るので、縫い合わせだけはミシンでします。ただ、ミシンが使いにくい形もあるので、丸いバッグでも手縫いの場合も結構あります。
黒い革のバッグって、「形で勝負！」っていうのか、独特の魅力があって、仕上がっていくのが楽しみです。分厚いむっちりした革なので、ほんまに進みません。。。。。。。。。。。。。solus工房の照明は深夜まで・・・・・・・。
先日見に行ったファッションミュージアムに、ナポレオンの戴冠式の時の衣装を完全復元したものがありました。すごかったです。刺繍も縫いとりもすべて手仕事。五年の歳月がかかったそうです。超一流の職人たちがたくさんでかかっても５年！その衣装はそれだけの時間と技が結集しただけの見ごたえのあるものでした。王室が育んだクリエイティブな世界ってやっぱり半端じゃない力強さで後世に残っていく。単に富の結集だけでなく、才能や技や素材の一級品の持つ力。私にもし願いが一つかなうなら、王様でも、女王様でもいいです、「世界にたった一つのこれぞ！というバッグをつくりなさい。」と言ってくれないかなあ。もちろん、そのためにはお前が欲しい素材は世界中から集めてやろう・・・なあんてね。でも、気に入ってもらえなかったら、牢獄に入れられたりして・・・。ああ、やっぱり、そんなんええわ。地道に楽しもうっと。