引き続き、赤いバッグをつくります。

この革、姫路のタンナーさんご推奨の最高級の革です。言っちゃあ何ですが、一枚で〇万円以上しています。だから、裁断するのも、冷や汗流しながら。。。。。無駄には出来ない。失敗は許されない。布と違って、革は天然のものだから、部分によって質が違うので、すべての部分を使うことは出来ません。「捨て」の部分はどうしても出てきます。だから、この仕事って、正直割が合わない仕事です。材料費の占める割合はかなり高いのです。でも、この一枚がこんなにきれいに仕上がるまでにどれだけの工程が施されてきたかを考えると、納得します。革自体がすでに作品なんだから。綺麗な革です。色だけでなく、風合いも。そして、この革は水で洗うことも出来るし、絞ることだって平気なんです。変化を楽しむことが出来る革なのです。
その特質を生かして、シンプルで大胆なデザインにします。

伸びたり、傷がついたり、色が変わったりしても、どんどん素敵になるバッグに。。。。。。。。。