赤いバッグの持ち手の部分をくりぬいた円形の革でポーチをつくりました。

こういうシンプルなデザインのものも好きです。ただし、素材が面白いからあえてシンプルにしています。この革は姫路のタンナーさんのオリジナルなんですが、洗って絞ることも出来ます。バッグに仕立ててから、洗うこともあるそうです。面白い表情になるようです。実際、端切れを洗って絞ってみました。アイロンをかけることも出来ます。強い革です。使ううちに、入れたもので膨らんで伸びる。こすれて傷が付く。色が変る。持ち手が体の線に沿って行く。。。。色んな変化を楽しんでいくことが出来る革です。変っていっても、みすぼらしくなるのではなく、味になる。。。それは上質の革、考えられたなめし加工のおかげだと思います。
もう一つ、バッグが完成しました。

革の端っこフェチのバッグです。なんて綺麗なんでしょう。。。。躍動感のある表情。赤土のような美しい色と肌合い。オイルを含んでいるので、これも丈夫で変化が楽しめる革です。そして、一枚仕立てで、軽く仕上げ、大きなポケットもちゃんと付いています。肩紐は肩になじみやすい一枚革で幅を広くしています。肩のラインになじんで伸びて吸い付いてくれるはずです。