私自身は、バッグのストラップに縫い目がなく、切りっぱなしのものが好きです。クールな感じがするからです。
でも、例えば、厚さ3、4ミリくらいのヌメ革の一枚でつくったストラップならいいのですが、これのようにたいていは二枚をゴムのりで貼り合わせてつくるので、使っているうちにその接着面がはがれてくることがあります。ストラップは常に力が加わって、曲げられることが多いので、接着がはがれるのは避けられない現象です。たまに運よく全くはがれない場合もあります。ボンドを使ったときの天候や張り合わせ時間、力・・・もろもろの条件があってのことで、ここは本当に難しく数をこなしてもまだまだ・・・。金具が外れる、ボンドがはがれる・・・この二点のクリアが、まだまだ極めたい技術です。金具も、打つ力具合、金具の個体差によって、強かったり、弱かったり。神経を使います。で・・・このストラップも切りっぱなしはしないで、縫うことにしました。動きのある斜め掛けに耐えるように。。。