こういうシンプルなバッグをつくるのも、実はすごく好きなんです。

革の味をしっかり見せたいとき、こういうつくり方をします。この革はイタリア製の山羊革。コンクリートにも、鉱石にも見える面白い表情を持っています。こういうアーティスティックな加工はやっぱり日本よりイタリアのほうがセンスがいいですね。日本は技術がハイレベルなんですが、その技術に溺れて、抜きどころを知らないという弱点があります。ツルツル、ピカピカ、均質、やりすぎ・・・など。パターンの起こし方もへんに律儀だったり。お洒落に外すという点ではイタリアやフランスにはまだまだ及びません。
今日はフランスレースのアームカバーを仕上げて、明日の突撃さんへの出品作品をいい感じで揃えました。

阪急グランドオープンからの旧作九点と新作4点を持って明日突撃します!