過去の作品で、自分でも出来たら、同じようなものをつくって自分で持ちたいというものがあります。


このアクセサリーポーチもそうです。阪急のグランドオープンからしばらくお世話になっていた10階のギャラリーで並べていたものを友人が買ってくれました。私の好きなポイントは、まず、色。。大好きなダークブラウンと黒の組み合わせ。つや消しの牛革に癖毛の羊毛皮を張り合わせてつくりました。毛皮を縫い付けると、糸目から、針について毛が少し飛び出すのがなんとも可愛くて、楽しい作業でしたボタンはヴィンテージで、一個しかないもの。この時の絶妙な組み合わせは今見ても、我ながら素敵〜。
さあ、春のイベントにはこんなポーチも並べましょう。。あ、やっぱり、自分のものにはなりそうにない。。。。。
ところで、ここでも出てきた「ヴィンテージ」という表現。よく古いボタンを「アンティークボタンです。」と表現しているところに出会いますが、正しくは、100年以上前のものしかアンティークといってはいけません。この作品のボタンは恐らくアンティークに近い時期のものだと思いますが、確実に言えるもの以外は、私は全てヴィンテージと伝えます。私のコレクションで、solusの作品に使っているもの、レースやボタン、金具なども、アンティークのものとヴィンテージのもの両方があります。ヴィンテージという表現もは20年から30年以上前のものでないといけません。だから、今は2014年だから、1994年以前のものなら、ヴィンテージといってもいいのですね。1930年でも正しくはヴィンテージですね。お店ではそれくらいのものをアンティークと表現しているところが多いですが。10年くらい前のものをどう表現するか?それはユーズドだそうです。アンティークボタンは市場で数が少なく、状態がいいものの価格は目を剝くようなものです。solusで使っているボタンも貴重なものがたくさんありました。収集家の本に載っていたものもあります。