■

フェイスブックでつながった大阪のセレクトショップ　setzer osaka
へ行ってきました。オーナーからうかがった話は重たかった。なぞが解けた。今世紀になってから、日本のファッションと音楽が魅力を失ったわけ。我が家が大好きだったディーゼルが腐った理由。商社がブランドをつぶした話。幸いなのだろうか、私はＤＣブランド全盛期を楽しんだし、ロックにまみれて生きてきた。だけど、今私がファッションのつくり手側に変わって周りを見ると、なんて生気がなく、いったい何所に向かって叫んだらいいのかわからない。それは、かつてのあの夢のようなブランド全盛期を体験したみんなが抱える空虚感なんだろう。でもここで戦うしかない。曲げないよ、私は、自分のスタイルを。今日は次の期間限定ブティックに参加をお願いした帽子作家のにしはまともさんと一緒でした。打ち合わせです。信念を曲げない彼女の人間性と作品が好きで、誘いました。アンチ雑貨。魂が遊べるものをつくる二人です。写真はsetzer osakaで買ったエゾシカの革と、ビューティビーストが１９００年末に出していたブレスレットです。リメイクするつもりです。ロックな魂の再生です。