tsubaki_style2015-02-02

私はバッグ作家と呼ばれることが多いのですが、自分ではそうかなあ?いやそうではないなあと思う。何故なら、バッグのプロじゃないから。機能的なバッグを作らせたら、たくさんの素晴らしいかたがおられるし、技術的に職人の業を学んできたかたが見たら、私のつくるバッグって極めて自己流で突っ込みどころが満載だろうな。そもそも、ものは入って運べればバッグ!と、思いつくままに一気に三十点以上のバッグをつくったことから始まった私のクリエイター人生。それから、おかげさまで数え切れない数のバッグをつくらせていただきました。さすがに初期は正直つたない技術で、今思い出すと赤面するような仕上がりだったような気がします。デザインだけは自信がありますが。。。今はスキルも上がって実用的なバッグにも十分自信を持っていますが、やっぱり好きなのは、面白バッグですね。アクセサリー感覚で持つバッグをつくるのが好きです。
そんなバッグの代表がこのバッグ。側面は板のデコパージュ。もう60年以上前の古い医学雑誌に載っていた細密画を使っています。妖しくもかっこいい。。。そんなバッグが好きなもので。。。。色気があって、知的でちょっと外してる。。。そんな感じで仕上げました。4月の大丸期間限定ブティックでの一押しバッグです。