「カルクルバッグ」の黒い薔薇編です。

今までのものよりほんの少し革の厚さが分厚く、縫い糸も最強のものを使っているので、重いものを入れられる方におすすめです。先日上げたブラックのつや消しのものはぎりぎりの厚さに革を薄くして頂いて、軽さを追求していますので、本など重いものを持ち歩かれる方にはこちらがお勧めです。
牛の皮を背中で半分に切り分けたその半分側サイズを「半断ち」といいます。端っこの方は柔らかくうねっているので、バッグの本体に使うのはできるだけ背中に近い部分を使います。伸びやすい方向もあるので、パーツによっては向きを考えます。生き物の皮なので、傷もあります。それを避けて取るのは、ほんとむずかしい。中国製のバッグがどうしてあんな価格で売れるのか、謎です。裁断する作業は緊張感いっぱいです。