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イメージが頭に浮かぶと、仕事はホンマに早いです。頭のなかに浮かんだ形。アイデアが温まったうちに一気に創りあげたいですね。これって、絵を描く時と同じです。デザイン画を描いてからつくるというスタイルではないので、革や素材を手にしたら、切ったり縫ったりして即興的に仕上げます。何故って、一点ものしかつくりたくないから。同じことをするのは苦手です。素材から聞こえる声を聞いたら、私は素材と語り合い始めます。ここは切るの？ここはなにか欲しがっているね。そうだボタンを付けよう。メタルボタン・・・いやいや、貝ボタンがいいよ？ほんまに？つけてみるよ。ホンマや〜やっぱり貝ボタンだね。。。そんな感じです。危ないでしょ？そう、私は子供の頃からこんな感じです。ものをつくっていると幸せなんです。素材と語り合うのが大好き。
一気に仕上がったブレスレットの名前は「キャットテールのブレスレット」ミンクのしっぽを使っています。牛の毛皮はとてもポエティック。北の大地をイメージします。レースはフランス製。ボタンもパリから来ました。かっこいいけれどフェミニン。上品だけれど、自己主張がしっかり。