tsubaki_style2017-01-30

私は今までもずっと作品にはブランド名をつけてきていません。それは、表側におこがましくsolusなんてつけたくないし、たとえ裏側でも、そんな名乗るほどのものでもないんですって気持ちでつけていません。お客様からは、タグが付いていてもいいんじゃない?いや、つけて欲しいなあという声もあります。ううん、そこは悩みますが、私、意外にそういうの好きではないのです。無名であること、結構心地よいのです。あ、単純に自分が買うものにタグが付いていると、邪魔だなあと思うこと多いからかもです。衣類の場合はチクチク肌に当たるとすぐに切って捨ててしまう。バッグなんかも、タグ見たことないかもしれない。私にとってどうでもいい存在なんだろうな。
今回、プレゼントにとのことで、特別なものの証でその方のイニシャルを裏でもいいので書いて欲しいと言われました。やってみました。もちろん端切れの革で。でも、書いてもカッコ良くないし、そんなとこにイニシャルあるの、照れくさいかも。革の美しさでとことん勝負したいから、何も加えたくない。で、思いついたのがこのタグです。イニシャルを小さなかしめで打って表現しました。使い方は受け取ったYT様のご自由に。お客様にいろんなご希望を言っていただくのは、自分にとってまたあたらしいアイデアが生まれるチャンスになるので、嬉しいことです。私、考えるのが大好きなんで。