お財布は今日横浜に届いたかなあ?
このオレンジ色の革はもう使い切ってしまって、あとほんの手のひら程度しか残っていませんが、本当に好きな革でした。浅草でたしか壁のちょっと高いところにディスプレイしてあったのです。トルコブルーの色違いもありました。あれも考えたら買えばよかったなあ。昔は個性的な革がまだ東京行くたびにたくさん手に入ったので、全部買い占めるようなことはしなかったのですが、ここ数年は行っても収穫が少なく、ああ、昔買っておけばよかったと悔やむばかり。姫路のタンナーさんでもそうですね。新作はたまに冒険をしたものがあるんですが、めったにありません。狙いは昔のサンプル品。こんなデザイン、染めしたけど、量産しても売れそうにないし,採算合わないから辞めた〜っていうのが狙いなんです。それも、最近はサンプルさえ大胆なものがなくなってますね。ファッション全体に言えることでしょうね。冒険しても売れ残ったら困るから冒険しない。ならば、もう革から作るしかないのですが、残念ながら、手仕事でしかも一点もの作家なので、ロット数かけられないから発注もできない。まあ、できるとしたら、昨年作ったヌメ革に墨で絵を描く。。とかですね。