tsubaki_style2017-08-29

この革、姫路のタンナーさんで色と質感に一目惚れして買ったものなんですが、ど真ん中に穴が二個あるんです。野生の動物だから仕方ないんですよね。撃たれた跡かなあ?穴がこんなど真ん中にあるからと言ってお安くはしてくれませんでした。残念ながら。布と違って生き物の皮だから、傷があったり、穴があったり、厚さ、柔らかさが一定でなかったり、それで当たり前なんです。均質を何より望む現代人、特に日本人。幸いsolusのファンは、革そのものの魅力を愛してくださる方ばかりなので、私は一枚の革をさあどう料理しようかなあと、楽しんで取り組めます。今回この革はメンズショルダーバッグになります。アーティスティックなお仕事をされている方のものなので、それこそ、この穴、あってもいいですよ。と言ってくださいました。今日色々革の裁断方法を考えました。穴を使おうと思いました。でも、穴に主張されても困る。今回はこの穴に仕事はないかな。が結論。穴を活かしたバッグを作ったことが何回かありますが、今回はそうじゃない。が結論。
スーパーのチラシでバッグの大きさを決めてみました。立体的なバッグの場合は型紙でちゃんと作りますが、シンプルなバッグなので、チラシを折って切って、貼って。。。革に当ててみてどう取るか考えます。こうして見ると、大きなメンズバッグって革ほとんど一枚使ってしまうんですよね。