tsubaki_style2006-07-07

今日7月7日は、我が家の老犬ゴンタの拾い記念日です。15年前の今日、パートナーと息子が自転車でまだ建築中の我が家を見に来た時、近くでうろついていた三匹の捨て犬のうち、ぴょこぴょこ尻尾を振ってついてきた子犬を連れて帰りました。「はい、お土産。」と彼が差し出した袋から、小さなこげ茶色のかわいい顔がぴょこんと飛び出しました。こげ茶色の短毛で、耳が大きく、目は金色、尻尾はミッキーマウスみたいに細くて長く、胸には白いダイヤ柄があります。猟犬の雑種でしょう。かなり上等の犬に見えました。その時は2キロくらいでした。お医者さんに連れて行くと、「まあ、大きくなってもせいぜい15キロくらいでしょう。」なんて言われましたが、どんどん大きくなって、1歳過ぎるとなんと30キロまで育ちました。いやに巨大な手が怪しいとは思っていたんです。しかも、固太りで、筋肉質。若いときはツーバイフォーの端材で作った大人でさえ押してもなかなか動かない巨大な犬小屋を引きずって、私が帰宅したら、道路の真ん中に小屋があったというエピソードもありました。そのころは胸囲が78センチもありました。頭が良くて、どんなことも教えたらすぐに覚えました。彼は、冬に毛布をやると、お昼前くらいに日が差し始めると、日向までくわえて持って行き、敷いてそこで寝ます。日光が移動すると、毛布を持って移動します。そして、夕方になり、日がかげると、自分で小屋に持って入ります。くわえて持って入り、口や手を使って、上手に広げて敷きのべています。なかなかすごい技で、近所でも評判です。今はすっかりおじいさんになり、食べることだけが楽しみで、よく寝ます。ちなみに、ゴンタという名前は息子がつけました。私はアレックスとか、もう少しかっこいい名前にしたかったのですが、大きくなって、やはり雑種らしく足がいやに短くなってきたのを見て、ゴンタで良かったと思いました。彼の正式な名前は、七夕権太(タナバタゴンタ)といいます。