tsubaki_style2006-09-15

昨日夕方、横浜の作品を送り出しました。これで一段落です。2005年春から作り続け、アトリエの白い壁や、スタンドに展示していたたくさんのバッグやアクセサリーをこれを機会に片付けることにしました。手入れをして、箱に入れました。一つ一つ手にとって見ていると、無我夢中で作り続けた篤い思いがよみがえります。はじめは、ほとんど革以外の素材で作っていましたが、いつの間にか革がメインになっています。私自身は革の素材感が大好きなんですが、木や日常の身の回りに普通にある素材を面白く使うのも大好き。持つ人に、バッグで遊んで欲しい。ヴィトンやコーチの良さも私は認めますが、おしゃれ、自己表現の手段として、いろいろなバッグで気軽に遊んで欲しいのです。使いやすいからといつも同じバッグじゃなく。ブランド物だからという安心感で、どんなファッションにも、どんな場にも、ヴィトンのモノグラムを下げている子を見ると悲しくなります。アトリエの壁はまた、真っ白に戻りました。今頭の中には、鮮やかな花がいっぱいのバッグがあります。