tsubaki_style2006-10-09

ますます忙しいパートナーと夏休みはどこも行けず、気が付けば10月。今日はやっと一日休みが取れたので、さあ、どこへ行こう?いつも行く温泉宿に電話すると今日はだめだったので、急遽ネットで探した赤穂の温泉に行きました。鱧の会席で、お部屋がとれる、温泉もある。日帰りですが、のんびり出来るかなと楽しみに・・・。久しぶりの真っ青な空、ああ、いい気分・・・道はスムーズ、一時間あまりで到着。お風呂に入りました。ちょっとしょぼい露天ですが、女湯のお客は私だけで一人でゆったり入りました。せっかく海沿いなのに海がほとんど見えないのが残念でしたが。(男湯からは海が一望できたそうです。)さあ、お食事です。お部屋はピカピカ、大きな窓一面静かな瀬戸内海が見えます。聞こえるのは波の音だけ。お世話をしてくれる仲居さんのくっきり真っ黒に引いた眉毛がいやに気になりましたが、並んだ料理は見たところ、若干田舎っぽいけど、まあ普通かな?でも、出てくる次から次から、まずいの何の!先付けもどきの塩辛はパックから出したみたい。貝の煮たのは臭い。コンロで焼く意味不明の鱧とたまねぎとしめじともやしとプチトマト・・・まずっ!団子みたいに固まった一塊の冷やしそば、まずい!刺身くらいは場所柄いけるかな?と思いきや・・・モサモサのタイ、とても活け鱧と思えないかすかすの鱧。蓋もの・・・小芋やナスの味噌煮・・・全くどろんとぼんやりした味。蒸し物は・・・蓋を取ると、綺麗な赤米の茶碗蒸し・・・ちょっとおしゃれか?でも、トッピングには明らかに瓶詰めの栗の甘露煮が!で、やはりまずい。無理。すべての料理に出汁のうまみを感じない。ご飯は山菜炊き込みご飯・・・絶対100パーセント中国製の山菜の水煮がたっぷり贅沢に入っている。極めつけは土瓶蒸し・・・細かく刻んだぺろぺろの松茸もどきのキノコやえび、ぎんなん・・・ああ、飲んでみるまでもなかった・・・後悔。なんて人工的な松茸の香り・・・。悲しい。目前の綺麗な瀬戸内海が切ない。怒りです。唯一、揚げ物が出なかったことが救いか?赤穂城跡を散策して帰りました。今夜はリベンジ。先日友達の旦那様が自ら取ってきて分けてくださった地元の松茸でリベンジ!私は何が好きって、この松茸うどんなのです。究極の贅沢うどんです。帰りにいつものスーパーで鯛の薄作りを買い、松茸、鯛、三つ葉・・・そして出しはしっかり昆布とかつおで。仕上げは柚子皮。死ぬほど美味しかった。瀬戸内海の蛸ときゅうりで酢の物、みょうがを乗せた男前豆腐・・・などなど。料理はセンス。やれやれ、あの眉毛はやっぱり象徴やったなあ。