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ここに住んでいて嬉しいことの一つは、黒豆の名産地、丹波篠山が近いことです。丹波篠山まで行かなくても、神戸市北区では同じ品種の黒豆をあちこちで栽培しているので、簡単に手に入ります。今日の豆は、私が知っている中では一番美味しいとある農家の直売のものです。今年もチェックはしていたのですが、いつも売っているわけではなく、美味しいもの大好きな友達が今日、出ていたのを見つけ、買ってきてくれました。はちきれんばかりに育ったお豆さんが、鞘いっぱいにぶりぶり入っています。ムチムチして甘くて、うまみがあって、食べ出したら止まりません。週に二回はゆでられて食卓に登場するこの季節が過ぎ、真っ黒になった黒豆は、やがて年末に、さび釘を入れて、ぬれた碁石のように真っ黒に煮ます。丹波篠山の黒豆は高級で、数の子やぼうだらについで、年末の買出しの高価番付に並びます。そんな黒豆のまだ若いうちに、こんなにパクパク食べられる贅沢・・・・しあわせです。