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子供のころ美味しくないと思っていた洋ナシ。あのころの洋ナシは今のラ・フランスとは味が違ったような気がします。もっと果肉のきめが粗かったし、こんなに香りが高くなかったような気がします。ラ・フランスは本当に美味しいです。小さいころ、とにかく良く食べて体が大きかった私、今は苦手な牛肉の脂、特にすき焼きのはじめに使う牛脂が大好きで、母にねだっては、すき焼きのねぎや肉の中から探し出してもらって食べていました。あのつるんとした食感、脂の甘さ・・・記憶はしっかり舌にも脳にも残っていますが、何であんな恐ろしいものが好きだったのか、今では理解不能です。それ以外は嗜好はほとんど変わっていないですね。大人になってから美味しいと思うようになった食べ物は、かす汁です。カキも大人になってから、美味しさがわかり良く今頃の季節からは食卓に登場しましたが、何年か前の冬に、激しく食あたりしてからは、怖くなって見るのもいやになりました。数年後にまた気を取り直して食べ始めたものの、あの苦しさはトラウマになり、食べても、もう以前のような美味しさを感じなくなりました。