tsubaki_style2006-12-11

忙しいパートナーを引っ張って今夜は神戸に映画を見に行きました。彼も絶対見たいに違いないと確信していた、どうしても見ておきたかった映画、「麦の穂をゆらす風」です。アイルランドの真の独立をかけて戦った青年が主人公です。愛する人との決別をも代償に、自分の信念を守り通す青年の穢れのない意志の強さに打たれました。兄弟の愛の力でさえ揺るがすことが出来なかった信念。大泣きしてしまいました。見終わって、果てしない人間のおろかさに絶望を感じました。帰りの車の窓から、ルミナリエが終わってぞろぞろ帰っていく人々の後姿を見ながら、本当はもっと怒らなくてはいけないことがいっぱいあるのに、幸せごっこをしている平和なこの国の人々を罪深く感じ、平和な世界なんて永遠にありえないし、人がいる限り、地球は大きな悲しみを背負って回り続けなくてはいけないのだと・・・・涙が止まりませんでした。