tsubaki_style2007-01-05

ゴンタの鳴く様子を観察していると、どうも、認知症という感じではなく、理由がありそうです。いつも、毛布をクンクン匂いでは、あるいは、毛布をじっと見つめては、鳴いています。そこで、毛布が気になるのかもしれないと、取り上げてみたところ、しばらくして泣き止みました。見に行くと、庭の隅っこの花壇の端に落ち葉が積もったくぼみで、まるで、鳥が巣に入っているように丸くなって寝ています。ちょうどお日様が照る場所で、落ち葉も柔らかくて気持ちがいいのを見つけたのでしょう。それ以来、そのくぼみに干草を集めてきて敷いてやっていると、気持ちよさそうにそこにいます。お気に入りのようです。卵を産みそうな感じでおかしいです。干草は、おしっこで漏れても、気持ち悪くないのかもしれません。アトリエに入れている時も、毛布や敷物がおしっこで濡れてくると、立ち上がってその部分を見ながら鳴いています。今日は、ホームセンターで、お風呂マットを買ってきました。これは発砲スチロール製で、床の冷えが伝わらなくていいと考えたからです。さあ、これを気に入ってくれるか。今日、日が翳ったころ、小屋でごそごそする気配と、クンクン言う声が聞こえるので、あれ?久しぶりに珍しく小屋に入ったな・・・と耳を澄ましていました。しばらくして、おとなしくなったので、見に行くと、なんと、小屋の中にちゃんと毛布を敷いて寝ています。毛布は小屋から遠い干草の場所にあったのに延々と運んできたのです。ゴンタは、昔から近所でも有名な賢い犬で、自分の毛布を朝起きると小屋から出して日向に敷き、日のあたる場所を求めては移動しては敷きなおし、夕方になったり、雨が降り出すとくわえて小屋に持って入り、ちゃんといい感じに広げて寝ます。見ていると、口と手を上手に使って、広げています。その習慣は今もまだちゃんとできるのです。今、夜のお散歩が済んで、小屋にも敷いたお風呂マットと毛布で、意外とまだ鳴いていません。私が寝るころには中に入れてやるつもりですが、久しぶりにおとなしいので、ほっとします。写真は拾って間なしのころの写真です。生後三ヶ月くらいだと思いますが、いやに老け顔の子犬でした。一回でおしっこの場所を覚えて、全く失敗せず、聡明さに驚きました。