tsubaki_style2007-04-01

今日の京都は、親孝行目的じゃないフリーな一日です。午前中は大徳寺そばに住んでいる姉の家に行って、親のことや何やかや、話をしたり食べたり。そして、バスに乗って京都造形大学のオープンキャンパスに向かいました。そこで、ジィオデシックの美也子さんと待ち合わせ、かの有名なほんやら洞に向かいました。途中タクシーの窓から見た銀閣寺前は繁華街並みの人があふれ、バス停にはまるでライヴ会場のような行列ができています。京都の桜はまさにこれから満開に向かうところなのです。私が中学校に通っていたころは、桜の季節もほとんど観光客なんて歩いていなかった哲学の道も、今は大混雑だそうです。ほんやら洞についたら、店内は照明がついたままなのに、ドアが開きません。しばらくすると、自転車に乗ったおじさんが自転車で帰ってきました。ちょっと買い物に行っていたそうですが。飲食店の経営者とはとても思えない、汚れがこびりついたズボンに一抹の不安が・・・。独特の匂いが漂う店内、ねばったテーブル、飛んでいるハエ、崩れ落ちた書籍や写真。天井を見上げると、天井板がところどころ外れて落ちかけています。その穴からいつねずみが飛び降りてきてもおかしくないような雰囲気のお店で、緊張しながらねばったメニューの中から、チャイを選んで、何十年かまえ、京大生始め京都中の突っ張った学生たちのメッカだったころはどんな匂いがしていたのかなあと・・・・ふと思いました。市役所近くのスペイン料理店に移動して、夢に出てきそうな巨大なタイの頭をみんなでつつき、京都の一日は終わりました。