tsubaki_style2007-06-22

描画会の仕上げは大変です。楽しんで色をさして行くことができない子にとって、何時間も一枚の絵に向き合ったことが辛い思い出にならず、頑張って一つの山を登ったような達成感になってくれることを願って、私にできることは最後の子が仕上がるまで見ていてあげることです。やれやれなんとか全員完成です。授業が終わって、休み時間に図工室に来て、放課後に来て・・・長い子は11時間かかりました。10年くらい前の子が描いた絵が準備室に残っていますが、確実に今の子達より、描写力は優れています。今の子は低学年から素描にかける時間がほとんどないので、いざ描画会となると、一苦労です。楽しいだけの時間じゃなく、自分の限界に挑戦することも図工には必要だと思います。私自身は正直なところ、あれこれ工夫しながらつくりあげる工作の方が好きですが。くたくたになって帰っても、夕食が済むとアトリエに下りて、少しでもバッグの続きのかかるのが、私の疲れをとる特効薬です。白いトートの留めにはボタンのお花をつけました。