tsubaki_style2007-08-12

今日も暑いです。避暑地有馬はクーラーが要らない程度の暑さですが、それでも、動くと汗が出ます。実家の母のケアも少し一段落して、我が家の家事も少しずつ片付いてきます。フトン袋やクッションカバーなどの洗濯もすみました。今日は床のワックスがけをしました。この家を建てたとき、とにかく譲りたくなかったことの一つが、床板でした。どうしても合板の床が嫌いで、一枚板を使いたかったのです。でも資金は少ない。そこで、建築士さんが考えてくださったのが、学校の体育館に使う板です。これなら安くて丈夫。一枚一枚張り合わせて、大工さんが表面を整えて塗装してくれました。震災のとき、テレビが飛んで落ちたり、食器や鍋、ガラス瓶が落ちて傷だらけになりましたが、その傷が気にならないのは合板じゃなかったからだと思います。さすがに築16年になって、艶が消えましたが、時々ワックスをかけてやると、また綺麗になります。ワックスは色々なものを使ってきましたが、最近は原始的な蜜蝋ワックスを塗っています。樹脂の簡単なタイプのものはなんとなく匂いなどが気に入らず、今一番のお気に入りはこの蜜蝋です。アンティーク家具に塗ると、小傷が目立たなくなるし、おばあちゃんから譲り受けたアンティークミシンにも塗れます。黒い艶が戻ります。床にはさっと塗って、しばらくしてからからぶきをしたら、落ち着きます。化学ワックスのように長い間は持ちませんが、素足で歩く感触がしっとりして心地よくていいですねえ。ナチュラリストでもないし、無添加にこだわり派でもありませんが、使って気持ちがいいのが結果的に自然素材のものだったということは多いです。例えば、お風呂でからだを洗うのは、オリーブの石鹸、アレッポ。革を磨くのはミンクオイル。じゅうたんはウールかシルク・・・これは、冬暖かく、夏涼しく、汚れが取れやすいから。髪を染めるのは大体ヘナ・・・でも、時々はヘナ以外の色が入れたくて臭い匂いを我慢しながら、化学染料染めもします。何かにこだわりすぎてしんどくなる生き方は性に合わないので、基本的に心地よいものを直感で選んで楽しんでます。