tsubaki_style2007-08-24

今日は朝から実家に行って手伝いなど。父はとにかく何でも使えるものを捨てるのが我慢できない人だったので、それはそれはすさまじいもの収集。ワイドショーをにぎわすゴミ屋敷のおじいさん並です。父は若い頃からなんでもできる人でした。電化製品、時計、壊れたらたいていは分解して直しました。家事以外は何でもできる人でした。だから、例えば包丁とぎの砥石なんか、今日10個以上出てきました。どんなものも必ずいつかは置いておけば役に立つことがある・・・と言うのが父の考えでした。だから、割れた砥石も捨てません。そして、よその家で不要になったものも、もったいないと言ってもらっていました。100円ライターの石でさえ、分解してとっていたのです。そんなわけで、90歳近くまで元気でいた父が残したものは何万冊の蔵書だけならまだしも、家中の隙間と言う隙間にぎっしりとがらくたが・・・。この一ヶ月ゴミの日のたびに母が山のように出してもまだ次々一体どこから出てくるのやら。とにかく机の下、家具の隙間、階段の下・・・家中ありとあらゆる場所に書籍と父にとっては大切でも私たちにとってはガラクタがぎゅうぎゅうに詰まっています。今日は朝から私と次男が働き、午後から加わったパートナーと姉も一緒に夜までごみだしをしました。京都から古書屋さんが来てくださって、とりあえず一階にある本の処分を引き受けてもらいましたが、それだけでも何日かかるかわからないようです。大工さんがトラックで粗大ゴミを運んでくださることになっています。ほんとうに我が実家はワイドショーに出てもいけそうなミラクルハウスです。写真の亀の甲羅は、父が京都河原町五条の生家で、子供の頃飼っていた亀のものです。かわいがっていたのに、ある日突然姿を消したこの亀、家を改築したとき床下からこんな形になって出てきたそうです。大正生まれの亀です。アンティークですねえ。かわいいので我が家につれて帰りました。