tsubaki_style2007-08-31

今日は友人が来て、もっぱら犬の話になりました。彼女の友人が犬の訓練士をしているので、メールを介して色々相談してみました。子犬の選び方。そして、まだ心の隅に残っているジャーマンポインターのこと。彼女のアドバイスでは、やはり、家庭で飼うなら、フラットコーテッドレトリバーがお勧めということでした。火曜日にフラットの赤ちゃんをもう一度見に行って決めることにしました。ポテトのことをあきらめたのは、ジャーマンに振り回されている人たちのブログを読んだことだけが要因ではありません。ジャーマンに関するサイトを片っ端から拾って読んでいるうちに、ある青年のブログに行き着きました。その青年は、実家が田舎の農家で、お父さんがジャーマンを飼っていて、猟をしていたそうです。猟のない時期は、家族が田んぼや畑で働いているそばで、いつも走り回っていたそうです。そして、彼はそんなジャーマンといつも野山で遊んで、一緒に走って、育って行ったそうです。彼の文章にはジャーマンが大変などとは一言も書いてありませんでした。つまり、彼の家のジャーマンはまさにジャーマンにとって理想的な環境にいたのです。彼以外のブログではみな、家庭でペットとして飼われていて、問題行動が生じていましたが、その問題行動と言うのは犬にとっては何の問題でもなく、人間にとっての問題行動なのです。ポテトがそんな風に自由に野山を走り回ることで得る幸せに匹敵するものを私たちが与えて上げられる自信はない・・・・それが一番の答えでした。もちろん私たちが飼わなくて、他の誰かが飼ったとして、ポテトが幸せになれるかまではわかりません。ただ、私はその青年のブログから、のどかな田園風景が目に浮かび、そのジャーマンも家族も幸せだったんだなあと・・・。今私が住んでいるこの地では、ゴンタを飼い始めた頃はほとんど人家がなく、夜になるとゴンタを離してやっていました。ゴンタは大喜びで走ってどこかに消えて行き、20分もすると、また走って帰ってきて、私たちがいるリヴィングの窓を見上げて、静かにクンクンと鼻を鳴らします。私たちがテレビを見ていたりして気がつかないと、小声でワンと一回だけ鳴いて呼びます。そしてご飯を美味しそうに食べて寝るのでした。ゴンタは道ではウンチをしません。必ず藪に入ってします。だから、迷惑もかけませんでした。あの頃は本当にのどかで楽しい日々でした。今はたくさん家が建って、あちこちに「犬のウンチの始末は・・・・」と言う立て札があり、少しでも鎖から離れた犬が庭に入ると大騒ぎして苦情を言う住民がいたり、街中となんら変わらない環境になりました。犬を飼うのはなかなか悩みが多いものです。これが今度見に行く子犬です。