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小学校に勤め始めるまで、今の私のアトリエで、美大受験の高校生を指導していました。高校一年生から通い始めて、４年間指導した子が今日結婚しました。センスのいい子で、自分のこだわりがあり、こうと思ったらとことんがんばる子でしたが、受験に必要な要領のよさが少し欠けていて、残念ながら、芸大には行くことができませんでした。信念の強い子だったので、そこまで自分がしっかりしているのだから、別に芸大に行かなくても、物作りにはなれると私も背中を押し、彼女自身がとった選択は二浪することではなく、畑違いの関学へ進むことでした。しっかり勉強をしながら、もの作りは続け、今はクリエイター、指導者として、がんばっています。そして、その大学時代の友人が開くカフェの内装デザインを頼まれたことから、友情が恋に発展し、このたび二人は結婚することになったのです。そんなわけで、今日は関学のチャペルでウェディング、関学会館で披露宴でした。同じ西宮市でありながら、初めて訪れた関学は素敵なキャンパスでした。青空の下で輝く花嫁・・・・一生懸命デッサンしていた時の彼女の広い額が今も目に焼きついています。大学を卒業しても、何かにつけ、相談に乗ってあげたり、時には友人のように一緒にご飯を食べたり、交流は続いて来ましたが、気がついたら、彼女はいつの間にか、しっかりと素敵な伴侶を見つけて大人の女性になっていました。おめでとう、お幸せに・・・。