■

これはなんでしょう？答えは犬ガムです。正しくは元・・犬ガムです。骨の形に結んで作ってある、かたーい牛皮のガムです。ポテトはこれで長い間楽しめます。まず、かみかみする。かんでいるうちに小さくなって、ちぎれて・・・そう、昨日ウンチに出ていたのは、毛布じゃなくてどうやらこれみたいです。やがて結び目だけのコロンとした形になったら、今度はくわえて投げて、追いかけて、くわえて、投げて・・・興奮してじゅうたんを転げまわって、あたかも小さな獲物と格闘しているみたいにフガフガ、ハフハフ、興奮して戦います。そして、夜もふけて、今私がパソコンに向かっていると、後からやってきて、いきなり机の上に、ビローンと伸びた残骸をトンと置いて、じっと私の顔を覗き込み、私の腕を、前足でトントンとたたきます。ええ？なに？何が言いたいの？これをわたしにくれるの？おかしいなあ・・笑。人間みたいなしぐさです。ポテトは成長とともに、手をよく使うようになりました。私が仕事をしていたり、パソコンに向かっていると、後ろからやってきては、ぐいーんと机と体の間に割り込んで、そして、前足でトントンたたいてきます。「遊んでよう！」そして、適当にあしらっていると、トントンがどんどん激しくなってきて、いきなり顔面パンチをくらわしてきます。これには怒ります！近頃手は巨大になっているし、ポテトが軽くたたいたつもりでも、痛いんやから。今、ポテトはあきらめて、ヒーターの前にムートンを持っていって敷いてすやすや寝ています。これが辛いんだなあ。このまま寝させるわけにいかないし、サークルのあるさむーいアトリエまでいかに誘導するか。