tsubaki_style2007-12-21

ジィオデシックのまゆりさんが昔イタリアで見つけられ大切に残しておられた革を使って何点かつくらせていただいています。まさにヴィンテージ革、色も渋く、皺や染めムラもまた美しいのです。カードケースは全体にヴィンテージ革を使い、手帳カバーは、渋いレトロな革、一方はヌメ革をあわせています。手帳カバーはジィオデシックのスタッフの方のものです。渋いほうはHさんのもの。二、三度お会いした印象は、渋い男前。禅寺の僧が似合うなんて勝手に思っていますが、ロードスターマニアなんて一面も。スムースレザーで・・・というご希望でしたが、レトロな古めかしいテクスチュアの革のほうがお似合いだと勝手に思い込んで、こんな風に仕上げました。ヌメ革のほうはIさんのもの。以前浅草にご一緒していただいた時や、ジィオデシックでお会いした印象は、とにかく優しくて、笑顔が素敵で、暖かい。そんな優しい感じでつくりたくなりました。ヌメをつかうと、よくあるバイカー風になるのですが、このヴィンテージ革がやけにしっくり似合って、今までヌメ嫌いだった私の気持ちを心地よく揺さぶってくれました。革は本当に面白いです。本当に奥が深いです。さあ、明日からは、オーダーのバッグにかかりましょう。久しぶりの大作です。