tsubaki_style2008-01-17

もう13年も経ったのです。まだついこの間のような気がします。あの日も今日のように寒い寒い日でした。今日の夕刊に興味深い記事がありました。モロゾフのプリンカップのことです。モロゾフのプリンは味といい、たっぷりの量といい、満足のいくスウィートですが、中身だけでなく、容器もしっかりして、これまた、麦茶やお水を飲むのにちょうどよく、どこの家庭にもあるのではないでしょうか。これって関西だけ?震災のとき、高価な食器が割れてしまって、モロゾフカップだけが残ったという家庭が多かったと言う記事でした。そう、まさにそうなんです。我が家も、全滅までは行きませんでしたが、たくさんの食器が割れてしまいました。東西に激しく揺さぶられたため、東西の方向にあった冷蔵庫は転倒し、作り付けの食器棚の扉が開いて中身が全部ぶっ飛んでしまいましたが、たまたま大切な食器を入れていた飾り棚は南北向きに置かれていて、倒れるまでいかずに、しかも、引き戸式の扉で、ぎっしり詰め込んでいたのが幸いして、損傷はましでした。それでも、こんな繊細な食器はだめでした。これは、私が結婚したときに、芸大の友人たちが、陶芸の先生の作品を買って贈ってくれたものです。真っ白で紙のように薄いのです。5客のうち、無傷で助かったのは、この一客だけでした。ワイングラスや、ビアグラスもほとんど割れて、モロゾフのプリンカップだけが無傷で、やたらゴロゴロ流しにあったことを思い出しました。こんな、どうでもいいもんほど、長持ちするんやなあ・・・・モロゾフのプリンカップを眺めて、そう嘆いていたのは私だけではなかったのです。