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この財布のバックルは、ネットで見つけたヴィンテージものです。近くで見るとかわいいお花が彫ってあるのですが、こんなメタルな色合いの革に合わせると、まったく甘さが感じられず、不思議にハードでかっこよく見えます。こうして、いろんな素材の組み合わせによって、意外な魅力を引き出してくることが私の仕事のスタイルでもあります。アトリエに集めてある素材と革の組み合わせからひらめいてつくる事もあるし、革だけが決まっていて、これにはこんな飾りが欲しい・・とイメージが湧き、ひたすら求めるバックルやボタンを探す場合もあります。今、この木のバックルが素敵過ぎて、同じようなものを探していますが、なかなか見つかりません。今度、パリやフィレンツェの蚤の市でそんな素材をたくさん集めてくるつもりです。果たしてどんな宝物と出会えるやら・・・・今からわくわく興奮していますが、ユーロ高の折、なんだあ、日本で買うほうがよかったわ・・・なんてことになるかも。お財布、使ってみると、レジで小銭がさっと出しにくいことに気がつき、ファスナー式の中ポケットの中にもさらに区切りをつくりました。めちゃくちゃ使いやすくなりました。しかし、スペインは追いはぎにあった、首絞め強盗にあった、ジプシーのグループに囲まれてかつ上げされた・・・怖い話を耳にします。こんな派手な財布、とても持っては行けないし。バッグは絶対下げるなとも聞きます。やっぱり腹巻にお金？笑うわあ・・・ポテトのお下がりの腹巻使う？