tsubaki_style2008-03-25

バルセロナの空は目が痛くなる程のブルー。こんなに青い空は生まれて初めて見ました。昨日のパリでは、雪に降られて、カタカタ震えていたのに、こちらは日差しがきつく、少し歩くと汗ばみます。ホテルのお部屋はモダンなつくりでベッドも大きい。パリのホテルはかわいくて最高だったけれど、狭さがネックでしたので、十二分にウロウロ歩き回れる広いお部屋がありがたい。しかし、朝食のクロワッサンのまずさにはへこみました。甘くて、しっとりしていて、山崎パン?さあ、大好き大好き憧れのガウディを満喫しましょう。最初にカザ・パトリョへ。海をテーマにし、富豪パトリョの邸宅を改装したものですが、そのどの部分を見ても、完璧なガウディの世界観が表現されていて、ただただ息を呑みました。階段の手すりを持ったときの安らぎ、足運びのしやすさ、なんて人に優しいのでしょう。邸宅の中を巡るうちに、海の中で自由に遊ぶ魚になったような気がしてきました。天井の亀のうろこ模様は私がかつてつくった珊瑚のバッグとそっくりでびっくりしました。ただうねっている、ねじれているのではなく、すべての曲線に実は計算があり、意味がありました。ガラスの色の美しさ、家具調度が何もかもみな個性的なデザインでありながら、くどくもなく、すべてが調和して、海の世界を表現しています。感動!来てよかった。見たかった、何十年もの間。次はカサ・ミラへ行く。屋上の煙突がなんともかわいい。エントランスのドアの金属細工の曲線が最高。お昼ご飯はTROBATORという炭火焼レストランへ。青い空の下テラスでビールとパエリア。パエリアは海老、イカムール貝が超新鮮で、プリプリで味が濃厚。美味しすぎて涙が出そう。ビールのあてに周りの人たちがつまんでいたオリーブを注文。今まで日本で食べていたものは何だったのでしょう?それはそれはフルーティーで、柔らかい。美味しすぎます。日本で食べていたオリーブはいわば、キュウリの古漬けで、これは、採りたてのキュウリの浅付けって感じ。すっかり幸せになった私たちはまたまた坂道だらけのバルセロナを歩き回り、サグラダファミリアグエル公園、ガウディ博物館・・・とガウディめぐり。バルセロナは神戸みたいに坂だらけの街です。後ろ向きに転倒してしまいそうな急な坂にぎっしり路駐してある車には日本のようにタイヤに滑り止めをかませていないのを見て、いいんかいなあ?唖然。そんな街を朝からひたすら歩き続けて、まだまだ欲張りにもウィンドウショッピングをしながら、朝出てから12時間後ホテルにたどり着く。つかれたあ!ベッドにダウン。はあ、私はもう夕ご飯食べに行くのも面倒。どんな時も食欲がなくなることがないパートナーに申し訳ないけれど、ホテル近くのちょっとめちゃくちゃ地元の人ばかりのBAR(こちらでは、軽いお惣菜をカウンターで選んでお酒を飲むところ)で、ポテトサラダをあてにビール。このポテトサラダがまた美味しい。生クリームが入っているようで、酸味もきついのですが、疲れがとれそう。ほんまにハードな一日でした。