tsubaki_style2008-03-27

朝はカタルーニャゴシック建築の一大傑作といわれるカテドラルへ。6年間カトリックのミッションスクールに通った私にとって、キリスト教の教えは信仰ではないけれど、近しいものです。バルセロナの活気に満ちた街から、一歩教会に入ると、静寂、ステンドグラスから優しくあふれる光、荘厳な空間に心が洗われます。カテドラルのそばの広場では、蚤の市をやっています。楽しみにして狙っていたものです。10時から開催ということなので、私たちが行ったころはまさにそれぞれの店主たちが荷を解き始めたところ。商品をダンボール箱から出しては並べています。、いろんな店を見て回って戻ってくるとまた面白いものが並んでいる・・・という状態。1920年ころのシルバーのバッグ型のマッチ入れと、金属の糸で編んだかごや、オメダイが飾りについたセルロイドの小箱などを買いました。バッグやアクセサリーの部品に使えそうなガラクタ部品もかわいくて、良心的なお値段。いいお買い物ができました。蚤の市を歩いていると、地元の中学生のグループに声をかけられました。観光客にバルセロナについてどう思うかアンケートをしているようです。みんな生き生きしてかわいかったなあ。英語を使って海外から来た観光客に話しかける練習も兼ねているのでしょうか。こちらでは年配の方は英語が使えないようですが、若い世代はだんだん英語を話せるようになっているようです。旧市街を歩いて、食品市場に行きました。お肉屋さんも魚屋さんも、八百屋さんも、とにかくダイナミックな商品の量と、陳列の仕方。豚は一頭丸ごとケースに並んでいるし、魚貝はいろんな種類があって、ピチピチ新鮮。まったく生臭い匂いがしない。すごい!イチゴもブリブリで一キロ2〜3ユーロ。ああ、スペインも自給率が高いんだなあ。食べ物は素材の味がしっかりして何を食べても本当においしかった。味付けはシンプルで、ほとんどオリーブオイルと塩だけなのがまた飽きません。オリーブオイルは新鮮なのか、日本で食べるように油っぽく口に残りません。旧市街で、日本と同じような手芸専門のビーズやさんを見つけ、石や金具、プラスティックの面白い部品を買いました。どこの国も一緒。手作り大好きな女子が多いのです。・・・・・バルセロナの街は活気があり、私たちもこんなに歩いたのは初めて。いつの間にか体型が変わっています。バルセロナ大好き!小さな食料品店で買ったイチゴをホテルで食べて疲れを癒しました。18時45分バルセロナ空港からALITALIA機にて、、20時30分ローマ着。ローマから列車に乗り、テルミニ駅へ。小雨が降る深夜のテルミニ駅はちょっと物騒な感じで、かさ売りが寄ってくるのを無視しながら、ホテルに向かって早足で急ぐ。バルセロナにすっかり慣れたら、また未知の街。しかも今迄で一番危なっかしいと予測してきたローマに深夜の到着。ホテルにたどり着くまで緊張しましたが、ホテルはこれまた、イタリア映画に出てくるような素敵な老主人が経営するプチホテル。ああ、ほっとした。